歯の本数は年齢とともに減る?歯を失う原因と自分の歯を守る予防法|BF中日ビル歯科・矯正歯科|名古屋市 栄の歯医者

ブログ BLOG

歯の本数は年齢とともに減る?歯を失う原因と自分の歯を守る予防法

歯科


年齢を重ねると歯は何本くらい残るのでしょうか。歯を失う原因は加齢だけではなく、虫歯や歯周病、日々の生活習慣などが関係しています。いつまでも自分の歯で食事や会話を楽しむために、歯の本数の基礎知識と、今日から取り組める予防方法を解説します。

最近、歯が抜けたり、歯ぐきが下がったりして、将来自分の歯が何本残るのか気になっていませんか。歯の本数は年齢とともに減る傾向がありますが、年を重ねること自体が歯を失う直接の原因というわけではありません。

歯を失う背景には、虫歯や歯周病、歯の破折、治療した歯のトラブルなど、さまざまな要因があります。日頃のセルフケアや定期的な歯科受診によって、歯を失うリスクを減らせる可能性があります。

この記事では、年齢と歯の本数の関係、歯を失う主な原因、歯をできるだけ長く残すための予防法について紹介します。

01年齢によって歯の本数はどう変わる?

成人の永久歯は、親知らずを除くと通常28本あります。親知らずが4本すべて生えている場合は合計32本ですが、親知らずの本数や生え方には個人差があります。

成人の永久歯は通常28本が目安

永久歯は、親知らずを除いて上下左右に配置されています。前歯は食べ物を噛み切り、犬歯は食べ物をとらえ、奥歯は食べ物をすりつぶすなど、それぞれ役割があります。

歯は1本ずつが食事や発音を支えるだけでなく、周囲の歯や噛み合わせとも関係しています。そのため、歯を失った場合には、残っている歯の状態も含めて口の中全体を考えることが大切です。

子どもから大人になるまでの歯の生え変わり

乳歯は通常20本あり、成長に伴って永久歯へと生え変わります。永久歯はおおむね6歳ごろから生え始め、親知らずを除く28本は、一般的に中学生から高校生ごろまでにそろっていきます。

生え変わりの時期には個人差があります。永久歯が生えてこない、乳歯が長く残っている、歯並びが気になるといった場合は、歯科医院で確認してもらいましょう。

年齢が上がると歯の本数が減る傾向がある

年齢を重ねるにつれて、歯を失った経験のある人が増える傾向があります。長年にわたる虫歯や歯周病、歯の破折などが積み重なることが背景にあります。

ただし、同じ年齢でも残っている歯の本数には大きな個人差があります。若い年代でも病気や事故などで歯を失うことがあり、高齢になっても多くの歯を維持している方もいます。

80歳で20本以上の歯を目指す考え方

歯の健康づくりでは、80歳になっても自分の歯を20本以上保つことを目指す8020運動が知られています。自分の歯が多く残っていることは、食べる機能を維持するうえで重要な要素の一つです。

20本という数字だけが健康を決めるわけではありませんが、歯をできるだけ残すことを意識するきっかけになります。今の年齢や歯の本数にかかわらず、予防を続けることが大切です。

歯の本数は年齢だけでは決まりません

虫歯や歯周病の予防、適切な治療、定期検診などによって、歯を失うリスクを減らせる可能性があります。今ある歯を守るためのケアを続けましょう。

02歯を失う主な原因とは?

歯を失う理由は一つではありません。虫歯や歯周病の進行、歯の破折、過去の治療の影響などが関係することがあります。原因を知ることで、予防や早期発見につなげられます。

虫歯が進行して歯を残せなくなる

虫歯は、口の中の細菌が作る酸などによって歯が溶かされる病気です。初期には自覚症状が少ないこともありますが、進行すると歯に穴が開き、痛みが出たり、歯の内部にある神経まで感染が及んだりする場合があります。

大きく進行した虫歯でも、状態によっては根管治療などで歯を残せることがあります。しかし、歯質が大きく失われたり、歯根まで損傷したりすると、抜歯が必要になることもあります。

歯周病によって歯を支える組織が失われる

歯周病は、歯ぐきや歯を支える骨などに炎症が起こる病気です。初期には歯ぐきの腫れや出血などが見られ、進行すると歯を支える骨が減少し、歯が揺れるようになることがあります。

痛みが目立たないまま進行することもあるため、症状がないからといって安心はできません。歯ぐきから血が出る、口臭が気になる、歯が長く見えるなどの変化があれば、歯科医院で確認しましょう。

歯ぎしりや食いしばりで歯に負担がかかる

歯ぎしりや食いしばりは、歯や詰め物、被せ物、歯を支える組織に強い力を加えることがあります。負担が長く続くと、歯がすり減ったり、ひびが入ったり、詰め物などが破損したりする場合があります。

朝起きたときに顎が疲れている、歯が欠けやすい、詰め物がよく外れるなどの症状がある場合は相談しましょう。必要に応じて、マウスピースなどによる対策が検討されます。

歯の破折や外傷によって失うことがある

転倒やスポーツでの衝撃、硬い物を噛んだときの負担などによって、歯が割れたり折れたりすることがあります。破折した場所や程度によっては、治療によって残せる場合もあれば、抜歯が必要になる場合もあります。

歯が欠けた、強い衝撃を受けた、噛むと痛むなどの症状がある場合は、見た目に大きな変化がなくても早めに歯科医院を受診してください。

治療した歯にも継続的な管理が必要

詰め物や被せ物をした歯も、虫歯や歯周病のリスクがなくなるわけではありません。修復物と歯の境目から虫歯が再発したり、歯根に問題が起きたりする場合があります。

治療後も定期的に状態を確認し、修復物の不具合や歯ぐきの変化を早期に見つけることが、歯を長く残すために重要です。

歯が揺れる、腫れる、強く痛む場合は早めに受診を

歯の揺れや歯ぐきの腫れは、歯周病などのサインである可能性があります。自然に治ると考えて放置せず、原因を調べてもらいましょう。

03歯の本数が減ると生活にどんな影響がある?

歯を失うと、食事や会話、口元の見た目などに影響が出ることがあります。影響の程度は失った歯の位置や本数、噛み合わせ、残っている歯の状態によって異なります。

食べ物を噛みにくくなる

奥歯は食べ物をすりつぶす役割を担っています。そのため、奥歯を失うと硬い物や繊維の多い物が噛みにくくなり、食事の内容が変わることがあります。

食べにくさが続くと、食材の選び方が偏る場合もあります。噛みづらさを感じたら、食事を工夫するだけでなく、歯科医院で噛む機能を確認してもらいましょう。

発音や会話に影響することがある

歯は舌や唇とともに発音を助けています。前歯などを失うと、空気の漏れ方が変わり、特定の音が発音しにくくなることがあります。

発音への影響は、失った歯の場所や本数、口の中の状態によって異なります。気になる場合は、歯を補う治療について歯科医師に相談しましょう。

噛み合わせや周囲の歯に変化が起こることがある

歯を失ったままにすると、隣の歯が空いた部分へ傾いたり、噛み合っていた反対側の歯が伸びてきたりすることがあります。こうした変化は、噛み合わせや歯みがきのしやすさに影響する場合があります。

すべてのケースで同じ変化が起きるわけではありませんが、歯を失った後は残っている歯の状態も含めて診察を受けることが大切です。

口元の見た目や自信に影響することがある

前歯など目立つ位置の歯を失うと、笑顔や会話の際に口元が気になり、人前で話すことに抵抗を感じる方もいます。一方で、奥歯の欠損は見た目に気づきにくくても、噛む機能に影響する場合があります。

見た目だけでなく、食事や発音などの機能面も含めて、治療の必要性を検討しましょう。

歯を失った場合は補う治療も検討する

失った歯を補う方法には、入れ歯、ブリッジ、インプラントなどがあります。それぞれ適応やメリット、注意点が異なり、残っている歯や顎の骨の状態、全身の健康状態などを考慮して選びます。

歯を失った場合にどの治療が適しているかは一人ひとり異なります。治療の必要性や選択肢について、歯科医師と相談することが大切です。

歯科検診

04歯の本数をできるだけ減らさないための予防法

歯を守るためには、毎日のセルフケアと歯科医院での定期的な管理を組み合わせることが重要です。特別なことを一度だけ行うよりも、日々の習慣を継続することが予防につながります。

毎日の歯みがきで歯垢を取り除く

歯垢には虫歯や歯周病に関係する細菌が含まれています。歯ブラシを歯の表面にきちんと当て、歯と歯ぐきの境目などに残った汚れを丁寧に落としましょう。

力を入れすぎると歯ぐきを傷つけたり、歯の表面を摩耗させたりすることがあります。歯ブラシは軽い力で小刻みに動かし、磨き残しが気になる部分を意識することが大切です。

歯間ブラシやデンタルフロスを使う

歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れを十分に取り除けないことがあります。歯間ブラシやデンタルフロスを使い、歯の間に残る歯垢を清掃しましょう。

歯間ブラシは、歯と歯の隙間に合ったサイズを選ぶことが大切です。無理に押し込むと歯ぐきを傷つけることがあるため、サイズや使い方がわからない場合は歯科医院で指導を受けましょう。

フッ化物を活用して虫歯を予防する

フッ化物には、歯の再石灰化を助け、歯質を酸に溶けにくくする働きがあります。フッ化物配合の歯みがき剤を年齢や使用上の注意に合わせて活用することは、虫歯予防の一つの方法です。

歯みがき剤は製品の説明に従って使用し、使用量やすすぎ方について迷う場合は歯科医師や歯科衛生士に相談しましょう。

糖分の摂り方や間食の頻度を見直す

糖分を含む飲食物を頻繁に摂ると、口の中が酸性になる時間が増え、虫歯のリスクが高まることがあります。甘い飲み物を長時間かけて飲む習慣や、間食を何度も繰り返す習慣を見直してみましょう。

食事の時間を整え、水やお茶など糖分を含まない飲み物を選ぶことも取り入れやすい対策です。食事制限が必要な持病などがある場合は、無理のない方法を検討してください。

歯科医院で定期検診と専門的なクリーニングを受ける

定期検診では、虫歯や歯周病の有無、歯ぐきの状態、噛み合わせなどを確認できます。歯石やセルフケアで落としにくい汚れがある場合は、専門的なクリーニングを受けることもできます。

適切な受診間隔は、虫歯や歯周病のリスク、治療歴、日頃のケアの状態によって異なります。自分に合った頻度を歯科医院で相談しましょう。

禁煙や生活習慣の改善に取り組む

喫煙は歯周病のリスクや治療後の経過に影響することがあります。また、睡眠や食生活を整えることも、全身と口腔内の健康を維持するうえで大切です。

生活習慣をすべて一度に変える必要はありません。まずは続けやすいことから始め、必要に応じて医療機関のサポートも活用しましょう。

毎日のケアと定期検診を組み合わせましょう
  • 歯ブラシで歯と歯ぐきの境目を丁寧に磨く
  • 歯間ブラシやフロスで歯と歯の間を清掃する
  • フッ化物配合歯みがき剤を適切に使用する
  • 糖分の摂取頻度や間食の習慣を見直す
  • 定期的に歯科医院で検診を受ける

05年齢や歯の状態に合わせた歯科医院でのケア

年齢を重ねると、歯ぐきの状態や治療した歯の数、服薬状況などが変化することがあります。年齢だけで治療方法を決めるのではなく、現在の口腔内の状態に合ったケアを続けることが重要です。

歯周病の検査で歯ぐきの状態を把握する

歯周病の検査では、歯周ポケットの深さや歯ぐきからの出血、歯の揺れなどを確認します。必要に応じてレントゲン検査を行い、歯を支える骨の状態を調べることもあります。

検査結果をもとに、歯みがき方法の見直しや歯石除去、歯周病の治療などを検討します。症状が少ない場合でも、定期的に状態を確認することが大切です。

虫歯や治療済みの歯を定期的にチェックする

治療した歯は、修復物の周囲や歯根などに問題が起こる場合があります。定期的に確認することで、異常を早い段階で見つけられる可能性があります。

詰め物が外れた、噛むと違和感がある、歯がしみるなどの変化があれば、次の定期検診を待たずに相談しましょう。

噛み合わせや歯ぎしりの影響を確認する

噛み合わせの変化や歯ぎしりによる負担は、歯の摩耗や破折に関係することがあります。歯が欠けやすい、顎が疲れる、朝起きると顎が痛むなどの症状がある場合は、歯科医師に伝えましょう。

原因や状態に応じて、噛み合わせの確認やマウスピースなどの対策を検討します。

持病や服薬状況も歯科医院に伝える

糖尿病などの全身疾患や服薬状況は、口腔内の健康管理や歯科治療の計画に影響する場合があります。受診時には、現在治療中の病気や服用している薬について、できるだけ正確に伝えましょう。

自己判断で薬を中断することは避け、必要な情報を歯科医師と共有しながら治療方針を決めることが大切です。

歯を失った後も残っている歯を守る

すでに歯を失っている場合も、残っている歯を守るためのケアは重要です。欠損した部分を補う治療を検討するとともに、残存歯の虫歯や歯周病を予防する必要があります。

入れ歯やブリッジ、インプラントなどの治療を受けた後も、定期的なメンテナンスが欠かせません。治療内容に応じた清掃方法や通院頻度について確認しましょう。

06歯の本数と予防に関するよくある質問

Q. 大人の歯は全部で何本ありますか?

永久歯は、親知らずを除くと通常28本です。親知らずが4本すべて生えている場合は合計32本になりますが、親知らずの本数や生え方には個人差があります。抜歯歴などによって現在の歯の本数も異なります。

Q. 年齢を重ねると誰でも歯が抜けてしまいますか?

年齢を重ねたからといって、必ず歯を失うわけではありません。歯を失う主な原因には虫歯や歯周病、歯の破折などがあります。毎日のケアと定期的な歯科受診によって、歯を失うリスクを減らせる可能性があります。

Q. 80歳で歯が20本以上あれば問題ありませんか?

8020運動は、80歳になっても自分の歯を20本以上保つことを目指す取り組みです。ただし、歯の本数だけで口腔内の健康が決まるわけではありません。歯ぐきの状態や噛み合わせ、虫歯の有無なども含めて管理することが大切です。

Q. 歯ぐきから血が出ますが、歯みがきを続けてもよいですか?

歯ぐきからの出血は、歯肉炎や歯周病などのサインである可能性があります。痛みがなくても放置せず、歯科医院で原因を確認しましょう。歯みがきを極端に避けるのではなく、歯や歯ぐきを傷つけない方法を指導してもらうことが大切です。

Q. 歯が1本抜けても、痛くなければそのままでよいですか?

痛みがなくても、歯を失った部分を放置すると、隣の歯や噛み合わせに影響する場合があります。すべてのケースで同じ治療が必要になるわけではありませんが、欠損部分や残っている歯の状態を確認し、補う治療の必要性を相談しましょう。

Q. 歯科検診はどのくらいの頻度で受ければよいですか?

適切な受診間隔は、虫歯や歯周病のリスク、治療歴、日頃のセルフケアなどによって異なります。歯科医院で口の中の状態を確認し、自分に合った定期検診の間隔を相談してください。

歯並び

07自分の歯を1本でも多く守るために、今日から予防を始めましょう

成人の永久歯は親知らずを除くと通常28本ですが、年齢を重ねるにつれて歯を失う人が増える傾向があります。その主な原因は、虫歯や歯周病、歯の破折などです。年齢だけで歯の本数が決まるわけではありません。

まずは今の歯と歯ぐきの状態を知る

歯が何本残っているかだけでなく、虫歯や歯周病の有無、歯ぐきの状態、噛み合わせなどを確認しましょう。自覚症状が少ない段階で異常を見つけることが、歯を守るための第一歩です。

毎日のセルフケアを丁寧に続ける

歯ブラシに加えて歯間ブラシやデンタルフロスを活用し、歯垢を取り除く習慣を身につけましょう。フッ化物の活用や食習慣の見直しも、虫歯予防に役立ちます。

定期検診で歯を失うリスクに早く気づく

自分では落としきれない歯石や、気づきにくい歯周病などは、歯科医院で確認してもらうことが大切です。治療した歯も定期的にチェックし、必要なケアを続けましょう。

自分の歯で食事を楽しみ、自然な笑顔を維持するためには、今ある歯を大切にすることが重要です。歯ぐきの出血や歯の揺れ、噛みにくさなどが気になったら、早めに歯科医院へ相談してみてください。

これからも自分の歯を大切にしたい方へ

歯の本数や歯ぐきの状態が気になる方は、定期検診で現在の口腔内の状態を確認してみませんか。歯をできるだけ長く保つためのケアや予防方法についてご相談ください。

診療のご相談・お問い合わせ

※本記事は、歯の本数や虫歯・歯周病予防に関する一般的な情報を提供するものです。歯の本数や口腔内の状態、必要な治療には個人差があります。具体的な診断や治療については、歯科医師にご相談ください。

監修者情報

理事長 小池 陵馬 Ryoma Koike

小池 陵馬(こいけ りょうま)
BF中日ビル歯科・矯正歯科/医療法人清翔会 理事長

矯正治療のスペシャリストとして培った噛み合わせの専門知識と、30,000件超の豊富な臨床経験を基に、歯を削らない審美治療「ブラックフィルム」を通じて、患者さまの天然歯を守りながら理想の笑顔を実現しています。

略歴・資格・認定・実績

  • 広島大学歯学部 卒業
  • 名古屋市立大学口腔外科 非常勤講師
  • 日本顎咬合学会 認定医(噛み合わせ認定医)
  • インビザライン「レッドダイヤモンド・プロバイダー」(国内最高ランク)
  • 症例数30,000件以上の矯正治療実績

その他

  • 全国17院を展開